八天堂は昭和8年、広島みはら港町に創業いたしました。
世界的な大恐慌の影響を受けて暮らしが苦しくなっていく中、初代 森光香は「甘くて おいしい和菓子で、人々を元気づけたい」をいう想いの元、開業しました。
戦後、荒れ果てた荒野からの復興の兆しが見え始め、日本が高度成長期に向け、誰しもが素晴らしい未来を信じて輝いていた時代です。
この年に会社として設立の一歩を踏み出しました。
初代の想いを引き継ぎながら「洋菓子」を取り入れました。
時代に沿ったあたらしいお菓子が次々うまれました。
神戸のドイツパンの名店「フロインドリーブ」で4年半の修業をし、三原に戻ってきました。
1月10日に1号店をオープンし、10年間で広島県内に13店舗を構えるまでに成長し、いつしか商品は100種類を超えるまでになっていました。
外部環境の変化、経営者としての未熟さから経営危機に直面しました。
焼き立てのパン屋である小売店を閉店しながら、県内の量販店に卸業態を展開しV字回復を果たします。
東京都北区東十条商店街へ初出店。
その後、五反田駅や埼玉県大宮駅での販売を経て、品川駅に売り場が特設され、本格的な東京での販売がスタートしました。
広島空港そばに「くりーむパン」の製造拠点として工場を新設しました。
2011年に宮浦工場にてISO9001認証取得、広島みはら臨空工場へ移設。2018年にJFS-B適合証明(ハザード制御(HACCP)、食品安全マネジメント(FSM)、適正製造規範(GMP)で構成された食品マネジメント認証)を取得。
安全安心を第一に製造を行っております。
全国配送が可能になり、オンラインショップから遠方へのお届けも可能になりました。
シンガポールに初の海外法人を設立。
海外出店、ライセンス事業の展開に向け始動しました。
広島みはら臨空工場に隣接したエリアに、事業所内保育園「りんくう保育園」を新設、「八天堂カフェリエ」を開店。
「八天堂カフェリエ」はカフェ+アトリエをテーマに、温かく楽しい空間で、カフェやランチ、パン作り体験をお楽しみいただけます。
「八天堂カフェリエ」の開店をかわきりに、体験型食のテーマパーク「八天堂ビレッジ」として施設展開を開始しました。
シンガポールに直営店「八天堂カフェ」をオープン。
2017年に香港、2019年にカナダにライセンス事業で店舗がスタートしました。
障がい者支援が可能な新しいビジネスモデルとして、社会福祉法人と連携しパンの製造事業を開始。
工場だけでなく、販売店舗や工場見学エリア、パン作り体験工房等を設置しており、地域の方や観光客にご利用いただいています。
海外展開に向けた事業として、八天堂の商品の企画製造のみならず様々なアライアンスやコラボレーションによる事業を創出することを目的として株式会社 Hattendo Internationalを設立しました。
フルーツをテーマとした商品や地域産品を販売する店舗「空の駅 オーチャード(運営:地域連携DMO株式会社空・道・港)」と、高台からの景色を眺めながら焼き立てパンやオリジナルブレンドコーヒー楽しめる「天空カフェ&ファクトリー」をオープンしました。
創業当時から親しまれてきた和菓子を、今まで培ってきた技術でアレンジ・再開発。
とろける求肥で、クリームを包んだ『スプーンで食べる』とろけるくりーむ大福を製造しています。
創業の地、三原港町から八天堂のブランド発信基地である「八天堂ビレッジ」へ「八天堂本店」を移しました。
また、くりーむパンを安全安心とより愛されるお品を目指し、手包みから新パッケージへ変更しました。
『ハート形』の形状にバームクーヘンを焼き上げることができる特許取得機械を導入し、ディスプレイ型の工房で製造を行っています。
2021年よりオーナー不在となったぶどう園を八天堂と社会福祉法人と引き継ぎ、「八天堂ぶどう園」として運営を再開しました。
「農福連携」を事業ドメインとし、「商工農福連携」のビジネスモデルの確立を目指す新会社
「株式会社八天堂ファーム」を2022年に設立しました。
八天堂きさらづ工場に隣接する敷地内に、パン作り体験工房併設のカフェ『八天堂カフェリエきさらづ』を開店。広島で展開する「八天堂カフェリエ」をモデルとしたカフェ・体験工房・ショップの複合施設です。